「俺たち2」管理人による遠距離通勤電車マガジン

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あんたは人間じゃない。鬼だ!死んでくれ!

なんとも痛ましい事件があった。長男(15歳)を1年半もの間、虐待していた男とその内縁の妻が逮捕された。ろくに食事も与えず、暴行を繰り返し、排泄物もシートにたれ流し、寝るのもそこで、ということを1年半もだ。現在その長男は体重も27キロしかなく、病院で昏睡状態だという。しかも、体の一部は腐っていたというから、やりきれない。なにを考えているのか。いや、犬畜生にも劣る。犬だって、自分のこどもにこんな仕打ちはしないはずである。

このニュースはイラクへの自衛隊派遣や朝青龍の全勝優勝という主立った報道の中でも際立っていた。新聞、テレビ、ラジオに一斉に流れ、世間を震撼させた。いったい、こういう親がなんでいるのだろう。悔しい。空しい。絶対にあってはならない事件だ。きっと誰もが怒っているはずだ。なんとか彼を助けることが出来なかったのだろうか。学校、近所の人、親戚、前妻、警察は???

そうかと思えば、学歴詐称の古賀議員。なんとも見苦しい釈明会見だった。ごめんなさい、すみません、となんで最初に言えなかったのか。わざわざアメリカまで出向いて調べたというが、そんな暇があるんならちゃんと国政を考えろよ。少なくとも政治家なんだから。ま、前述のニュースに比べりゃ微笑ましいかもしれない。こんなニュースはバラエティ番組に格好の題材だろう。いっそ、これを機会にタレントになる、ということも考えるべきだ。

2004/1/27



シュン君 元気出せよ!

昨夜、ジャイネパールに顔を出した。2月8日のライブの打合せが目的だった。しかし、マスターは不在。なんでも葬式に息子(長男・シュン君)と出かけているという。留守番の奥様・マヤさんの聞いたところ、亡くなったのはシュン君の高校の先生だということだ。軽音楽部の顧問で、バンドをやっているシュン君の良き理解者だった。体の不調を訴え、暫く学校を休んでいて、3日前に急逝した。肝臓がんである。享年48歳。あまりにも早い死だった。

シュン君は落ち込んでいた。生まれて初めて尊敬したのがその先生だった。シュン君のバンドのライブの企画をしたり、学生バンドコンテストに出場させたり、ギターの先生でもあった。先生が学校を休む前に「これ、お前が使え」と言ってエフェクター(足もとに置いて音色を変えるボックス)を預かったが、それがシュン君への遺品となった。彼は、先生の悲報を聞いてこの3日間、そのエフェクターを抱き締めて眠ったとマヤさんが言っている。

シュン君は実は千葉から東京の大泉学園の是方博邦さん(ギタリスト)の自宅までレッスンに通っている。2月8日には、師弟コンビで一緒にステージに立つ予定だった。「こんな状態でステージに立てない。自信を無くした。」シュン君がそういうのを聞いて、彼の父親は、すぐさま是方さんにメールを打った。どうか励ましてほしいという内容だった。返事はすぐ来た。「一緒にギター弾こう!元気ださなあかん。」という内容だったそうだ。

2月8日。くりコレのライブ(栗本修&是方博邦)をジャイネパールで開催する。今回はベイタウン中年バンドのメンバーも参加する特別セッション。シュン君もその中のひとつに参加する。素晴らしいイベントになるだろう。そして、シュン君の先生、どうぞ天国で彼のギターを聞いてください。

2004/1/27

しばざ記 Vol.59


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