県民だよりに木下(きおろし)貝層のことが出ていた。読んでいて、ふと私の幼少の頃の木更津のことを思い出した。木下貝層も貴重な文化財なのかもしれないけれど、きっと太田山のほうが凄いのではないか。なんたって、あんた、山全体が貝層なのである。いたるところに貝の化石がごろごろしていて、例えば長さ約150mくらいの手堀りのトンネルがあって、その中はまるで博物館だ。あんなに大規模に貝層が露出しているなんて、きっと隠れた日本一なのではないか。今、たぶんそのトンネルは閉鎖していると思うが、子どもの頃はその中に入ってよく遊んだものだ。トンネルには横道があって、たぶん戦時中そこを防空壕にしていたのに違いない。ちょっと不気味だった。
太田山にはやはり色々な場所に防空壕が掘られていた。子ども心に、今でも兵隊さんが中に隠れているのではないか、なんて思っていた。今は中に入ることはできないようだ。それから、八宝苑のある辺りに砲台の後があったり、上総博物館の近辺に古い井戸があったりと、戦中の遺構が密かに眠っているのだ。それから、蟹が多い。山なのに蟹が多いのだ。ときにはでかい蟹もいる。海の蟹は捕まえる気になるが、暗くじめじめしたところから出てくる蟹は不気味で、ちょっと苦手だった。今はどうなのだろう。へんな蜘蛛もいたな。パチンコ玉を小さくしたようなまん丸の胴体に、細く長い足。そんなのがゆっくり歩いていた。崖の窪みになっているところには蟻地獄もいた。実際に蟻を捕まえてすり鉢の中央に置いてみたが、期待外れ。見ている間に蟻が食われるシーンは見たことが無い。
2008.12.5
三里塚
成田方面での仕事があったので、三里塚界隈をぶらつく。上の写真は三里塚記念公園の紅葉。綺麗だ。
三里塚記念公園は、かつて宮内庁の御料牧場だったところらしい。明治の頃から成田空港が出来るまでの約100年間の歴史があったという。
天気がイマイチだったけれど、成田空港から出発するジェット機がよく見える桜の丘公園に。
ちと眠い写真になってしもた。
話が前後するけれど、成田方面に行く前に寄ったさつきが丘。
この季節はノーチェックだったけれど、銀杏が綺麗っすね♪
2008.12.5
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