食べ物屋さんで、うまいと思った店はたいていブログで紹介している。そのときの感動を覚えていたいからだ。アタマの中だけの記憶だとすぐ曖昧になってしまう。オツムがあまり良くないのかもしれない。じゃあ、日記につければいいじゃないかといえば、そうでもない。日記だと書くのが億劫だし、で、書いたものを自分でも読み返さない。それって、なんでだろう。みんなが見ているという緊張感というか快感なんだろうか、ブログだとスラスラ書ける。ほら、こんなふうに。
でも、たまにせっかく出会ったうまい店でも書き忘れていることもある。表題の店もそのひとつ。青物横町の駅から4分くらいのところにある「麺ごっつ」という店だ。「麺」というからにはラーメン屋さんかと言えば、雰囲気的には立飲み居酒屋だ。看板にも「立飲み」という文字が書いてある。店を訪れたのが7月中旬。だからかれこれ1ヶ月半経過している。
なんでブログ(しばざ記に)書き忘れていたかというと、そのとき忙しかったのが原因だ。あと、食いまくっていた可能性もある。その頃、夕食時にあまり家に居た記憶が無い。すると、次々に外食した新しい記憶が古い記憶を脳みその奥のほうに押し込めてしまうのかもしれない。いずれにしても忙しいときには気に入ったそういう店のことをちゃんと紹介ような文は書けない。ある程度まとまった時間を要するからだ。と、言い訳。今となってみると、やや記憶が薄れている。アタマが悪いから時が経ってしまうと、段々臨場感が薄れてしまうのだ。でも、なんとなく(いや、かなり)旨かったのと、店員さんがやたらに楽しかったのは覚えている。
ロケーションは上のほうでも書いたけれど、京急の青物横町駅からすぐ近く。旧東海道沿いにその店はある。木造のアパートの一階だ。周辺にも下町っぽい風情が漂う。実はラーメンを食べに寄ったのだが、立飲み屋さんも兼ねていて、だからどっちつかずで、味はあまり期待してなかった。でもそれがめちゃ旨い。ちゃんとつくっている。実にうまい。味のバランスがいい。見事に期待を裏切ってくれた。もちろん、いいほうに裏切ったのだ。(写真はこくまろ醤油ラーメン 750円)
それと、つまみ類が200円からだいたい400円くらいでお安い。しかも、安かろう悪かろうではなくて、ちゃんと美味しい味なのだ。ラーメン以外で高いメニューといったらヤキソバ系の400円台だったと思う。庶民の味方だ。ついつい長居してしまう。酒は色々種類が揃っている。焼酎も有名どころや、同店のお薦めの逸品などどれもうまそうな銘柄。ラーメンを食べた後、腹いっぱいっだのなんだかんだの文句を言いながら、きーんと冷やした八海山をぐびぐびたくさん飲んでしまった。あの手の酒はついつい飲み過ぎてしまうのだ。
店長さん(はるぽんさん)をはじめ、スタッフの方々が皆感じよくて、そして元気で、行くだけで楽しくなってしまう店。また是非行きたい。この文章を書きながらもかなり行きたくなっている。店長さんはバイクのツーリングが趣味で、休日はあっちこっちに出没しているとか。幕張にも時々来るらしい。いつかばったり会ったりして。左上はチャーミングなバイトの店員さん。
2010.8.30
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左: |
旧東海道の入り口近辺にある八ツ山橋の踏み切り。ここを京急線だけじゃなくて、色々な電車が走る。京成線もあのばか高くて有名な北総線の直通列車もここを通過するのだ。 |
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右: |
旧東海道をぶらぶらと小一時間歩き、鮫洲のちょい手前辺りに静かに佇む品川寺。品川と書いて「ほんぜん」と呼ぶ。以前も来たことがある。 |
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品川寺の入り口に鎮座する大仏様。結構でかい。 |
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300円台が中心の「麺ごっつ」のメニュー。ラーメンはメニューの一番端っこにあって、目立たない。 |
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左: |
店長のはるぼんさん。カメラを向けたら、もっと若い人を撮ってあげてよ。という仕草。本文中の女性の写真は店長さんの許可を得て撮影。 |
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右: |
ここは「麺ごっつ」ではなく、品川のアトレーの中のカフェ。これからはるばる幕張に帰るのでございます。その前にコーヒーでちょっと休憩。今日は歩いたなぁ。 |
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2010/8/30
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