「同級生からのメール」の巻
この歳(40代の中盤からどんどん50代に向けて坂を転がってゆく歳)になると、高校生の頃の友人にはめっきり会わなくなってしまう。まあ、だいたい会社と家の往復の人生みたいなのに慣れてしまっているので、どうってことないのだが、先日、いきなり高校時代の同級生の女の子(いまじゃ相当なおばさんのはず)からメールを貰って仰天した。
なぜ仰天したかと言えば、私の世代では、しかも木更津という田舎出身の人間はきっとメールをプライベートの連絡手段には使わないだろうと確信していたからだ。もちろん、偏見なのは承知。今や、中高年でもメールは常識の域にある。
いや、メールが使える環境にあるかないか、メールをやる能力の有無を言ってるのではなくて、何故か自分の同級生はメールを絶対にやらない、パソコンが嫌いなヤツばかりと、これまたヘンに信じ込んでいた。待てよ、よくよく考えてみれば、以前に同級生からメールを貰ったことがあったな。1行だけのメールだったけど。(笑)
前置きが長くなってしまった。さて、兎にも角にもメールを頂戴した。しかも、女性からだ。私はいい歳こいてバンドをやっていて、メールで打ち合わせもする。メンバーの中には女性もいるので、女性とメールのやり取りもそう珍しいことではない。しかし、かつての同級生とのメール交換は初めてのことだ。だから、ヒジョーに興奮したし、感動した。今の高校生がこんな文章を見たら、「ばっかじゃないの!?」と思ってしまうかもしれないが。
#だいたい、メールという通信手段は少なくとも10年前にはポピュラーじゃなかった。
さて、あまりも懐かしいことがたくさん書かれていたので、私は、ベイタウンの仲間にも実はメールを公開して有頂天になっていた。今からもう27,8年も前のこと。当時、私はへんてこなバンドをやっていた。そんなことすら日常ではすっかり忘れていたのに、この1通のメールが私の郷愁を駆り立てた。
ということで、いよいよ「しばざ記」でも公開ちゃおう。もちろん、ご本人の許可をとってある。ただ、私をあまり知らない方には何がなんだか分からないと思うし、読んでから「あーつまらない!!」と言われても責任はとれなので、予めご了解頂きたい。
-----Original Message-----
From: Yoko★★★
Sent: Monday, December 22, 2003 7:07 PM
To: しばざ記@mb.infoweb.ne.jp
Subject: Re: 新検見川ブルース!
早速のご返信ありがとう。
ホームページを拝見しながら、近々バンド演奏を是非聴きに行こう
と思っていたところです。
なによりなにより、あの!「新検見川ブルース」が聴けるなんて!!
文化祭でヒットしたあのフレーズは今でもしっかり覚えています。
わたし、唄えます。自慢じゃないけど・・・。
あの名曲がバンドのスタンダードナンバーになっているのでは
35Rのみんなに知らせなきゃだめね。
1月18日にライブがあるとのことですね。
わたしは今新浦安に住んでいます。
海風に吹かれる明海というところです。
海岸にでると湾の左手に海浜幕張の高層ビル群が臨めます。
ここ新浦安もなにもかもが新しい街で海浜幕張と似た環境ですが
なにより違うのは「おやじ」のパワーかも。
Shibazaxくんがその原動力になっている様子ですね。
先日むかしの仲間に再会して、「ひとってそうは変わらない」と思いました。
Shibazaxくんも18R,35Rのムードメーカーだったそのままで今があるようですね。
なんか・・・幕張は新浦安より”熱い”カンジですよ。
ホームページからもその熱気が伝わってきます。
先日の高校時代の仲間との再会・・・というのは
マスダユウヘイくんの結婚披露パーティでした。
この年齢にしてやっと、年貢を納める気になったらしく
「入籍する」連絡があったときは内心半信半疑のところが
あったのですが・・・。
しっかり美しい奥様を伴っての披露があり、最良の結果に落ち着きました。
その席でキダくん、クメムラくん、サエグサくん、キョウヘイくん、カトウくんに10年ぶりくらいに会いました。
オグマさんは所用で来られずとても残念でした。
くまちゃんは八千代に住んでいるのでたまに会います。
みよも先日浦安まで遊びに来てくれました。
みんなでShibaちゃんのバンドのライブに行くことを実現したいと思います。
この間の会話のなかで、「気志団」は「獅子団」という話が・・。
気志団のリーダーは木高出身で木高伝説の「獅子団」がそのネーミングのルーツだと断言する輩がおりました。
〜木高文化祭で歌い継がれているという新検見川ブルースを唄った獅子団が気志団のルーツである〜
なんか、わくわくしませんか?
いよいよ年末の忙しさに突入ですね。
忘年会たけなわのこの時期、肝臓を大切に。
それでは、また。
YOKO |
メールの一部(個人名)については改ざんしました。(笑)
特筆したいのは、かの「ベイタウン中年バンド」のテーマソングとまで言われている「新検見川ブルース」に触れていることだ。この曲が出来たのは高校2年だか3年だかの予備校の夏期講習に通っていた時だ。ルーツについて詳細を知っている人間はそう多くない。当時を知る者と何だかの接触が出来るというのは、嬉しい。
ちょっと、尻つぼみの文章になってしまった。眠いので寝る。では。
それにしてもYokoさん、メール有難う。
ここではぶっきらぼうだけど、ちゃんとメールではいい感じの返事出しますからね。
2003.12.23 |