「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

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いかチョコ


なんたる不思議なお菓子があったもんだ。たまたま同僚が面白いということで買ってきたのだが、一口食べて「サキイカをチョコで包む必然性はどこにも無いのではないか」という結論に達した。チョコだな、と思うのは最初の瞬間だけであり、あとは単なるサキイカを食べている感じだ。いくらチョコ好きでもこれはないだろう。

私がこの手のヘンな菓子に遭遇するのは、2年くらい前にチョコで包んだ「柿の種」以来だ。他にマヨネーズで包んだものもあった。チョコの柿の種は意外にウケた。結構イケるよ、と周囲も言っていたので騙されたと思って私も買ってみた。

だが、この「いかチョコ」はどうなのだろう。正直、流行るとは思えない。この不思議な味はラーメンの中にアイスクリームを入れて食べてしまうようなゲテ食いの女子高生だって美味いとは言わないような気がする。それでも、今後また変な食い物が出てきそうで、怖い。

まあ、考えてみりゃ、今では当たり前になった「納豆スパゲティ」や、「焼きそば+マヨネーズ」、「アイスクリームの天ぷら」なども、時代の先駆者は周囲からなんともおぞましいものを食う人物と評価されていたに違いない。

2003/12/29




洗足池を妻と歩く


毎年正月には、私の実家に大晦日から泊まり、翌1月2日に妻の実家に泊まるということが恒例となっている。そして、いずれにしても昼間っから大量に酒を飲み、ベロベロで昼寝してしまうことが多い。ところが、今回の妻の実家での1月2日は、夕刻に割合びしっとしていたので、あ、いや、そうでもないか、ま、とにかく妻を誘って洗足池の周囲を歩くことにした。

妻と二人だけで一緒に歩くなんてことは滅多に無いこと。

なんとなく嬉しいのだけど、お互いに照れ屋だから、そういう雰囲気は微塵も出さない。
むしろ迷惑そうな雰囲気を醸し出してしまう。

いや、妻は本当にそうなのかもしれない。

少なくとも俺は嬉しいよ。ほんと。

いやいや、妻も嬉しいのかも。
だって、写真に写っている妻の顔は新婚当時の笑顔だもんな。

とにかく錯覚でもいいから、そう思っているだけでもいいや。

2004/1/3

しばざ記 Vol.54


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