今日もまたラーメンを食べた。ここ4、5日は毎日どこかでラーメンを食べている。ちょっとやばい食生活だな。このサイトもラーメンブログ状態だ。(苦笑)
訪れたのは、千葉中央にある宝家という中華料理店。国道51号線の入口の広小路という交差点の近く。ここ、今から十数年前に千葉在住のカメラマンのサンちゃんに教えてもらった。安くてボリュームがあるというのが売り。木造のかなりくたびれた店の中で、当時は中華丼やチャーハン、冷やし中華を食べた。確か、チャーハンなんて、とんでもない大盛りだったように記憶する。
久しぶりに訪れた同店は、当時とあまり変わっていないと思う。ただ、店主が老けたかもしれない。そりゃそうだ。ここを訪れた理由は近くで仕事だったのと、昨日、ラーメン亭長助に寄ったのが、まるで今日の布石になっていたようだ。つまり必然的だったのだ。なにか運命を感じずにはいられない。
昼をやや過ぎた頃で、店の中はほぼ満杯。上の左側の写真が物語る。あ、時計を見たら12時25分になっている。店に入って10分くらい、私の注文したものが来る直前の時点だ。右側の写真は食べ終わり、お客さんが少なくなったとき。でも、それからも続々店に入ってきているので、人気店だということがわかる。
先客は70パーセントはスーツ姿のビジネスマンだった。そう、不思議なことに当時からこの店は何故かそういう客が多いのだ。
私は中華そば(ラーメン)の大盛りを注文した。普通盛りで400円。昨日のラーメン長助よりも20円高いが、それでもこの時代、激安である。味はそうだな。塩分が濃い目のしょうゆ味で、昭和40年代頃の関東風の中華そばという感じだろうか。懐かしい味だ。昨日のラーメン長助よりもかなり濃い味だ。チャーシューはバサバサした感じで私が苦手なタイプ。ま、許容範囲ではある。ナルトが可愛らしい。
この周辺へはごくたまに訪れるものの、しかし、昼食を食べるタイミングというのはなかなか無い。次回はいつ寄れるだろうか。できれば、夏の暑いときに寄って、かつて何度も食べた懐かしい冷やし中華をまた食べてみたい。
宝家餃子店の地図(Yahoo!):http://yj.pn/P4wISZ
宝家からは千葉神社が近い。
上は、最近肌身離さず持ち歩いている(ちょっとオーバー)ルミックスで撮影。ほんと、見た感じのまんまの色合いなので、うれしい。
2011.1.26
〜 雑感 〜
宝家で中華そばを食べた後にふと思った。どうして大変な苦労してまで店をやらなければならないのだろうかって。厨房のおじちゃんはもう90度近く腰が曲がっていて、調理をしている姿は見るからに大変そうなのだ。昭和の時代、そして平成の時代に一生懸命になって働いてきたおじちゃんが未だに重い中華鍋を振るっているのだ。それに、店も冗談抜きで傾いていて、ちょっと強めの地震が来たら、一発で倒壊してしまいそうなのだ。長い歴史の中で、もう十分に減価償却しているのではないだろうか。もうそろそろのんびりと余生を過ごしてもよいのではないのだろうか。それともそういうユトリが無いから働かなくてはならないのだろうか。
この店のヘビーユーザーは、店をやめては困るだろう。私もこういう店はずっと存続してほしい。昨日行った新川の長助にしても、大手チェーンがのさばっている時代だからこそ頑張ってほしいと思っている。なのに、なのにラーメン界では資金があってメディアをうまく活用している新手の店が多店舗展開していて、街にある小さなラーメン屋さんや中華料理店を直接でないにしろ結果的に駆逐しているのだ。もちろん、新手の店もラーメンに対する、食に対する思い入れとたゆまぬ努力があって、大きくなってゆくわけなので、そういう店にも頑張ってほしい。
スーパーの入口に立っている駐車場の警備員さんや、道路工事の交通整理の警備員さんを見ていると、殆どお年寄りだ。この寒い時期、本当にご苦労さまだ。時には新型のアルファロメオに乗った孫くらいの年齢の若者に文句を言われている。ラーメン屋の店主もそうだけれど、警備員さんもどうしてこんなにしてまでも働かなくてはならないのか。高齢化社会はよくわかるのだが、今の、いや、今までの政治の悪さがこういうことを招いているのだということが如実に表れている。今の若者だって、いつか自分が寒風吹きすさぶ中、高齢の体で駐車場の警備をしなくてはならないときが来るかもしれない。おっと、若者を案ずるよりも私も近づく老後は不安だらけだ。高齢者がきつい仕事をしなくても良い社会が来るのは難しいのだろうか。
2011.1.26