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南浦和でのプレゼンが終わり、ちょうど正午。気温は35度。クソ暑くて気がヘンになりそうな中、武蔵野線の越谷レイクタウン駅を降りて歩いてみた。駅を降りてすぐにショッピングモールへ昇るエスカレーターがあるのだが、人がたくさんいそうなので、何も日よけの無いだだっ広い公園を突っ切り、そのレイクと呼ばれている池に向かって歩いた。
はっきり言うと、焼き殺されそうなくらい厳しい日差しの中、そんなところを歩いているのは馬鹿。私以外誰も歩いちゃいない。人っ子ひとりいない中を歩いて、そのレイクだかアコムだか沼だか池だかに行って景色を眺める。やはりそこにもこんな暑いときに景色を眺めている馬鹿は私を置いて他にはいない。汗だくだくになり、逃げ込むようにイオンレイク店に駆け込む。涼しい。節電だなんだかと言っても涼しいのに越したことはない。
そしてフードコートで昼メシを食う私。フードコートで何を食べるかの基準はコストパーフォーマンスと、如何に待たずに食べられるかということで、結局、吉野家になった。吉野家といっても、なんと十割そばもメニューにあるのだ。ざるそばと牛丼並で680円のセットにした。そばは歯触り、のど越しはまあまあ。なんというか、もう少し蕎麦の香りが欲しいところだった。ま、値段からしたらしょうがないか。
越谷レイクタウンはご存知の通り、数年前に突如誕生した街だ。今から7年前くらいの通勤で私はこの界隈の景色を武蔵野線の車窓から眺めていた。それはそれは寂しいところだ。今もそのイオン店が無けりゃ寂しい原野でしかない。南口に至っては今でも何にも無い。そんなところを歩いているだけで熱中症になりそうだ。冬は逆に凍傷になりそうな感じ。
さて、あまりそこにいても楽しいことは無さそうなので(この言い回し、ノブさんの影響かも)、早々に海浜幕張に向けて電車に乗る。そこでちょっと驚いたこと。それは海浜幕張から南浦和まで890円だけど、越谷レイクタウンで降りると、なんと安くなる。海浜幕張駅から同駅まで620円。同駅から南浦和までは210円。つまりだ、60円も安いのだ。いったいどういうことなんだ。誰か説明してくれ。納得がいかない。
それと、時刻表を見ると、しもうさ号なる記述がある。えー、なんだそのしもうさ号つうのは。まるで聞いてないよーーっ!それは、大宮と海浜幕張、新習志野、南船橋の直通列車なのだ。えーーっ、そんなのあり〜〜!??ずるーい。私が大宮に通ってたときにあったら、会社辞めなかったかもしれないのにぃ。今頃、薄給とは言えども、夏のボーナスで湯河原の温泉できゅーっと一杯やってたかもしれないのに。ショックだ。往きも帰りも南浦和で乗り換えるのが結構しんどかった。電車一本で行けるならどんなに通勤が楽だったか。今更言ってもしょうがない。
いつもならこの辺りで、話はおしまい。ところが、今回はそうはゆかない。電車の中で凄いヘンな人を見てしまったのだ。年齢は40歳くらいか。その人は外気温が35度もあるのに、完全に冬のジャンパーを来ていた。ジャンパーのジッパーは真ん中くらい迄下りていて、下にはジーンズ生地のシャツが見えている。とんでもなく暑そうだ。それが証拠に彼は思い切り汗をかいている。彼の右手は胸元をポリポリ掻くように、時にはぐちゃぐちゃと汗をかき回しているようにも見えた。サウナに入っているおやじがよくやっている仕草だ。見ているだけで暑苦しい。
昔なら夏でもジャンパーを羽織っている人は新宿の地下街にはよくいた。でも、電車の中で、いや、見た目はその新宿の地下街の人とは明らかに違うので、逆に不思議なのだ。その人は西船橋で慌てて降りた。大きなカバンを2つ持っていた。それと、どうもスーパーのレジ袋の大きいやつに、小さなレジ袋が100枚以上まるめて入っているという奇妙なものを持っていた。不思議だ。短く刈り込んだ髪型にしろ、割合端正な顔立ちが不思議。
ヘンな人を見るときにはまとめて見るもので、そのヘンな人の前にも越谷レイクタウンのトイレでヘンな人を見た。見た目は四十代後半という感じ。やや小太りのワイシャツ姿。見方によればごくごく普通のサラリーマンだ。その人は私が小用を足しているその脇の手洗いで、かがんで蛇口の下に頭を入れるような形で、しきりに頭に水をかけて、そしてぐしゃぐしゃっとやって、ため息をついていた。それを何度となく繰り返していた。あまり暑くて水をかけているのかな。まあ、そこまでは無理やり納得した。
でも今度は、蛇口に口をつけて、いきなり水を飲んでいる。そしてその後うがい。がらがらがらと大きな声を上げてうがいしている。うがいはどうでもいい。ただ、その手洗いは私が小用をしている便器の隣の水道なのだ。なんとなく汚いとは思わないのか。しかもだ、蛇口に口をつけて水を飲むということは衛生上めちゃくちゃリスクがある。いったいどうしたことなのだろう。で、私が外に出た後、気になって、いつ出てくるだろうと少し待っていたら、何喰わぬ顔で出てきて、普通に歩いてどこかに消えた。あの光景は幻だったのだろうか。
これだけ暑いとこちらのアタマの中もヘンになっている。ひょっとしたら、その二人のヘンな人は私のアタマの中の幻想だったのかもしれない。いや、そう思わないとどうも本当にアタマがおかしくなりそうだ。ではでは。
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(↑)駅は新しくて綺麗。
なんか武蔵野線の駅じゃないみたい。
(↑)駅構内から見た南口。
しっかりと閉鎖されている。フェンスの向こうには荒野が広がる。
ここから熱風が入り込んでくる。
巨大な温風機のようだ。
(↑)越谷レイクタウン駅の北口。
駅周辺にも殆ど人影は無い。
ただ、電車が到着する度にイオン・レイクタウン店に人が吸い込まれてゆく。
(↑)別のアングルからの越谷レイクタウン駅。
炎天下、一人だけ歩いている。
(↑)イオン・レイクタウン店。
ま、ららぽーとみたいなつくりになっている。
商圏としては新三郷のららぽーととバッティングしているんじゃないか。
(↑)これがレイク。
近くまで行って景色を眺めるが、少なくとも私の視界には人の姿がまったく無い。人類滅亡後の地球を見ているようでもある。
(↑)牛丼とそばの組み合わせ。
大衆食堂的なビジュアル。
富士そば(立ち食いそば店)にもこんなメニューあったような。
アップしてみた。
牛丼はまあ、普通。そばは吉野家で初めて食べた記念的な意味合いの写真だ。(笑)
電車賃の謎。yoshiさんに教えて頂いた。
納得、というか、もっと早く知っておけばよかった。
今度絶対に南浦和に行くときには越谷レイクタウンで途中下車しよう。(笑)
2011.8.18
巨泉の次女チカ シンガーがモントレーに
大橋巨泉の次女でジャズ歌手のチカ シンガー(50)が、9月16日(日本時間17日)から米で開催される世界3大ジャズフェスティバルの1つ、モントレー・ジャズフェスティバルに日本人ボーカリストとして初めて出演することが16日、分かった。
チカ シンガーは94年から02年まで日本とニューヨークを往復しながら活動してきた。関係者によると、主催者側が、歌唱力だけでなく、堪能な英語の発音の良さも評価し、厳しい耳を持つファンを満足させられると判断したという。
日経スポーツコム[2011年8月17日6時11分]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20110817-821153.html
昨日来、「チカシンガー」のキーワードで拙ブログにたくさん訪問される方がいらして、あれ〜〜、なんでかな〜〜なんて思っていたら、こういうことだったのですね。
いずれにしても快挙ですね。
チカシンガーさん、おめでとうございます。
2011.8.18
優しいセオサイクルのお兄さん
そろそろ太陽が沈みそうな頃、埼玉まで行ったりバタバタした割に、早めに仕事が落ち着き、わーい、今日は早めに飲み始めるか、なんて思っていたその瞬間、ケータイがけたたましく鳴る。あらま、おとっつぁんじゃないの。船橋駅の近くのお客さんが今から来れないかと言っている。え〜〜〜、まじですかぁ???
でも顔が悪くても人の良い私はついついわかりましたと言ってしまう。この時代、便利な宅ファイル便もあるのに、そのお客さんは写真の原稿をCD-Rに焼いて取りに来てと言う。何度か宅ファイル便のやり方をお教えしているのに、次の機会にはすっかり忘れていて、面倒だから原稿を取りに来て、と言う。
船橋は電車だと意外に不便。クルマだと、夕刻には渋滞にハマってしまう。それよりも電車にしてもクルマにしても写真1枚取りに行くのに経費が勿体ない。そういうわけで、自転車で取りに行くことにした。
夕刻、思い切り車道を飛ばすのは怖いので、袖ヶ浦団地の辺りは裏道を適当に走った。その辺りに311の震災の後の大きな段差があった。夕暮れのほの暗い道。高輝度LEDのライトを点灯していたが、気付くのが遅かった。まったく無防備にそこを通り過ぎた。通り過ぎるときに、こりゃやばいというくらいの衝撃があった。
そう、体を使ったクッションでショックを吸収することを一切しなかったのだ。衝撃はモロにタイヤを直撃している。空気圧は携帯用の空気入れで入れているので、イマイチ。あー、こりゃ間違いなくパンクだな、と思った。しかし、セーフ。そのまま走り続けた。よかった。今日はタイヤのパンクに対する工具やら空気入れなんて持っていない。
船橋のそのお客さんの用事が終わり、さて、自転車に乗ろうとしたら、明らかに後輪のタイヤの空気圧が下がっている。やば、こりゃやっぱりパンクしたかな。でもでも、まだ走れないことはない。恐る恐る跨り、ゆっくりと走る。OK、OK、走れる走れる。
約1キロメートルくらい走っただろうか。いよいよその辺りから空気が漏れている気配を感じる。そして、とうとうタイヤがぺちゃんこになった。がーん。
国道14号線。なんてこったい。そこから自転車屋まで自転車を押して歩く。自転車というのは乗ってこぐから便利であって、乗れなくなると急に邪魔になる。ま、でも軽いから許せる。二十代の頃、ガス欠の為、大型バイクを押して5キロメートルくらい山道を歩いたことがある。とんでもなく辛かったけれど、クルマが通過する度に恥ずかしいのがもっと辛かった。今回も同様。「おっさん、ざまあないな!」という声がどこからか聞こえてきそうだ。でも眼中にないか。
セオサイクルの船橋競馬場駅店はなんとなくそこにあるって以前から知ってた店だ。そこまで約1キロメートルくらい自転車を押して歩いた。店にはいかつい顔をした(失礼)お兄さんがいて、「すみません、パンクしたのですが・・・。」と言ったら驚くほど優しく甲高い声で「わかりました。すぐに直しますよ。」と笑顔で言った。あ、なんていい感じなんだろう。先ほどいかつい顔という印象を思い浮かべたことを恥じる。
彼は素早く後輪を外し、あっと言う間にタイヤを外し、そしてチューブを取り出す。私よりも100倍くらい早い。そしてパンクの箇所を見つけ、すぐに接着剤を塗り、そしてパッチを貼る。早い、早い。なんちゅうことだ。そして、はい完了。手際良すぎる。
お兄さんは、「この手の高圧のチューブ、いわゆる細身のチューブはパンクしたら普通はチューブ交換なんですが、ぎりぎりイケるサイズだったんで、こういう方法で修理しました。チューブも新しいのでね。こちらのほうが安上がりですから。」と言う。なんと嬉しい。修理価格は480円だった。更にお兄さんは、「きっと空気圧が少なかったんですね。空気圧が少ないと、パンクし易いので、ちゃんと空気を入れてくださいね。」と言い、そして前輪にも空気を入れてくれた。
うわ〜、爽やか。セオサイクル最高っ。
http://seocycle.net/author/keibajyoeki
ところで、2年前(だったっけ?)までセオサイクル・ベイタウン店の店長さんだった郡司さんは、今、独立してご実家のある茨城県ひたちなか市のセオサイクルを経営している。立派なホームページもある。スタッフ日記には本人も登場する。自転車好きには羨ましい人生じゃなかろうか。
http://hitachinaka-seocycle.jp/category/1383181.html
2011.8.18
松屋のうまトマハンバーグ(定食)
妻が外出(マリーンズの応援)で、息子と外食となった。相変わらず息子はコスパを重視する。たまにはちょっと贅沢してみようという親父の言葉なんて聞いちゃいない。
日中は越谷レイクタウンで吉野家の牛丼だったから夕食は絶対に牛丼以外のものを食べたいと思っている日に限って、息子は松屋に行きたいと言い張る。しょうがないな、ってんで私は初めてのメニューであるトマトソースのかかったハンバーグの定食。あー、まいった。
でも、食べたら、これがまたうまい。ちょっと感動。
2011.8.18
CATEYE INOU
INOUというのは、伊能忠敬のイノウなんだとか。
すげえネーミング。
動画、スチールが撮れて、んでもって、GPSが付いて・・・。
いずれ私も欲しいな。
でも、もっといいやつが出てからにしよーっと。
2011.8.19
こういうのいいなあ
http://youtu.be/lPMehKsgXUw
上のYOUTUBEは偶然に見つけた。
シンプルなブルース。
パーカスがパンディーロ。
高田渡のカバーだなんて・・・。
この若者たち、わかってるな。
そ、そうだ。
すっかり忘れてた。
高田渡って、2005年に亡くなってたんだ。
大好きなミュージシャンだった。
いわゆるフォークってジャンルだけど、彼の詞と歌声が大好きだった。
なんというか、すーっと入ってきて、そして心の奥底まで響く。
安いウィスキーを飲みながら聴く高田渡は心のオアシス。
もっとたくさん歌ってほしかった。
56歳で他界。
70歳くらいの彼のライブに行きたかった。
彼の命日は私の誕生日と同じ。
2011.8.19
パルプラザ幕張の夏まつり2011
内容もりだくさん。人気のどうぶつ村もあるよ!
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2011.8.6
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2011/8/18〜19
しばざ記 1075-HP版 |
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